私は、私の、私だけの、


この色にしか染まらない。


はずだった。


ある一人の悪魔が現れるまでは。


「おい、そこのお前俺色にそめてやるよ?」


「私は、私の色のままでいる。」


「気の強い女。


 そこまで言うなら染めてやるよ、俺色に。」