一度は触れ
一度は大切な家族として
迎える 人形
幼き時ほど愛しい時はない
いつでも隣・・・・
――人形は口を開くことも
歩くことも出来ません
え?
生きてないからって?
クスッ
愛情を注がれている人形ほど気高いものはありません
貴方が必要とすれば
貴方の支えとなるでしょう
貴方が怒りに溢れば
貴方の盾となるでしょう
貴方が
必要としなかったら?
・・・貴方を求めて
歩き始めるでしょう
覗くのはここまで
ここから先は貴方の目で開いてみてはどうでしょう
さぁ
そろそろ人形劇の第一まく―――――