「おはよう~勇璃くん!今日も元気そうだな!」
「はい!おじいさんも元気そうっす!」
僕は神崎勇璃(カンザキ ユウリ)。高校二年生だ。
普通の高校生みたいに学校を通って、親友たちと遊んだり冗談を交わしたり。そんな普通なやつに間違いないのだ。
ただ特別なとこがあったら
それは
僕は、ギターを弾いてる。
つまり、
バンドのギターパートだ。
これから始まる話は僕がバンドのボーカルに始めて出会った時からの物語だ。