変わり者と言われる死神の少女---桜都。死神に儚い恋心を抱く少年---瑞生。これは死神と人間の温かく切ない恋物語りである。
『き・・・ずき・・・みずき。』
え?
かすかにボクを呼ぶ声がした。
誰だ?
目を開けるとそこには一面夜桜が咲き乱れる。
風が吹き抜け、ボクはキミに恋をした。
なのにキミには触れられない。
切ない恋だった。
キミは・・・死神だから。
とてもとてもきれいな死神だから。
これは、変わり者の死神と少年との儚くも心温まる純愛物語。