主人公・新城菜月が入学した黒羽高校。


そこは超有名ヤンキー校

そして、毎年一年生は先輩たちのヒモにされるのが伝統だった。




―――アイツが来るまでは…





"この高校の頭はどいつだ"



新入生代表のアイツが発した第一声を菜月は忘れない…

というか、忘れられなかった。

まず、見た目に驚いた



赤毛の短髪に

顔の大きさに合わないほど大きいピアスをつけ、淡いピンク色のセーターをダボッと羽織っているアイツの顔は、

"かっこいい"

よりも

"かわいい"

が似合う…

そんな顔立ちだった。



"この高校の頭ァ

とっとと出てこい‼


俺とサシの勝負だ"





この騒動から

新入生代表

早川 奏汰

の伝説が始まった。