※本編には風俗業界に関与する内容が含まれています。ご理解の上ご愛読よろしくお願い致します。※
『桜子』として生き続けた④年間。彼女は常に春のサクラの華のように美しく咲き誇っていました。
同じ世界で働く女の子達なら誰もが憧れ、時に妬み…。
激動の時間を共に過ごした私が『桜子』に声をかけ、このような場で『桜子』の真実についてお話しする次第でございます。
私は唯一彼女を『サクちゃん』と呼べる近い存在でした。
彼女が業界から卒業するとき言いました。
『アイちゃん、『桜子』は今日でこの世界から居なくなるんだよ。不思議だね…。④年間『桜子』であり続けられたのは愛ちゃんが隣にいてくれたからかも…。ありがとう。愛ちゃん。』
…初めてでした。
彼女からそんな言葉を聞くのは。
みんな精一杯生きている!!
日の当たる事なんてない。そんな世界だけど精一杯生きている!!