バイトが校則で禁止されている学校に通う少女。
しかし、彼女は学校の近くのバイトをしていた。
いつもは肩より少し長い髪をそのまま下ろしていて、黒縁のメガネをかけている。
しかし、バイト先では違うのだ。
学校から帰ると即髪を巻いて、メガネは外してコンタクトにしてバイト先へ行く。
学校では友達がいないわけではない。それでも、彼女に気づく人は少ない。
――そんなはずだったのに。
「……あれ、目黒サン?」
「(……バレた)」
ゆるい毎日を彼と過ごす、そんなお話。