琴宮棄聞
勇気ある作品
個人的には嫌いではない。
一応主人公の成長に伴う奇怪な体験を短編の連作といった形をとっているようで、それぞれのエピソードはそれぞれで完結をみせながら、壮大なエンディングへと向っていく、といったところ。
だが問題は内容。
これ、外資系大手ハンバーガーチェーン店とか外資系大手フライドチキンチェーン店とか敵に回してませんか?
そういった意味でハラハラさせられる作品だが、ある意味みんな疑問に思っているようなことなのかも、などと思ってしまう。
作者はひょっとしてクリスチャン?
他の作品でもキリスト教的な内容が垣間見られますが、今回は諸に聖書をネタにしていますね。
分かる人には分かって面白いのだろうが、分からない人には何の事だかさっぱりでは?
それが冒頭の話というところがちょっと残念なので★四つということで。