平凡女子高生の、平凡な日常。
──今、“普通”に生きて居られる。
そう言えることの
喜びを知った。
“普通”という言葉は余りにも平凡で
何も無いから、退屈だと感じてしまう…
けれど今、この“普通”を手放せないのは
その中にあるささやかな幸せに
ちゃんと気づいているから。
“普通”でもいいかもしれない。
今、届きもしない夢を焦って必死に追いかけるより
【うさぎとかめ】の【かめ】のように
ゆっくりでも確実に、
前へ進めたらいい。
──…未来は誰にも、わからない。