所長に従うだけの殺人ロボのライと、人間不信な少年奏羅が、常に死を近くに感じながらも、「本当に大切なものは何か」という答えを探していく物語です。
荒廃し、確実に壊れゆく世界。
ただ無差別に殺されてゆく人々。
どす黒く染められた世界に
己をも支配されるは
人間か
ロボット(兵器)か──…。
冷たく光る刃の先に
震える人間
嘲笑うロボ
彼らの手中に転がり込んだ
奏羅(ソラ)という名の少年
絡み合う運命の糸が
もつれ、千切れ、解け、また繋がり…
最期に残るは
絶望か
それとも───…