顔を上げれば、幾つもの星
だけどそこに私は見えない。
たくさんの人達が輝いているのに
どうして私は輝けないのだろう。
まるで海の底のように
周りにあるもの全てが重くて
見上げる先に輝く星に憧れ
届かない手で天を仰いだ。
祈りを込めるように伸ばした手に触れたものは、
初めて触れる、私に輝きをくれる星の手。