屋上幽霊

作者Sumi

幽霊が見える少年少女の話



彼らの届かない言葉は


行き場をなくし中を舞う





幽霊が見える少女



「どんなに苦しくても、叫んでも、誰も気づかない」


×


「でも俺たちには届いてる」



幽霊が見える少年





今日も私は君のぬくもりを

求め、いまだに記憶の中を

さ迷っている



君は今どこにいますか?