アタシはこの16年間
なにも知らず、なにも考えず、
生きてきた
毎日自分のためだけに生きて
自分がよければそれでいいと
思っていた。
だけど…。ねぇママ?
あの日アタシはこの本と
出会わなければ
ママがアタシに伝えたかった
こと…知ることなんて
出来なかったんだね。
あの日何気なく開いた色褪せた本
この一冊の本でアタシの人生が
変わり始めるきっかけになるなんて
思ってもいなかった。だけど…
でも…アタシは諦めない。
もう逃げない。
アタシ…ママの分も幸せになるね
そしてママの夢絶対に叶えるから
ねえママ…。逢いたいよ。