隣の席の甘い水樹くん、に振り回される亜衣。隣の席の鈍感な亜衣、に実は振り回されている水樹くん。そんな2人の甘くてゆるいラブコメディー。
「水谷さん、水谷さん。」
「……何?」
「呼んだだけです。」
「………消えて。」
いつもこうやって、
「嘘、可愛いかったからです。」
「……………っ」
フワフワ笑いながら
あたしをからかい振り回す隣の君。
今日もまた、
「水谷さん、」
あなたに振り回される。