『空がブルーだったので』

作者さくら



この街の住人は、誰もかもが皆、黄金色の髪で生まれてくる。




遺伝とは大したものだ。



しかしそのおかげで、ここでは余所者はひとめで分かってしまう。




僕は、まさにそれなのだ。