溺れる人魚。

作者椿

人魚は王子様への熱い思いを抱いて、泡になりました。




私の恋ははかなくて、あっけなかった。




でも、泡にはなれなかった。





いっそのこと、海の底に沈んであなたへの思いも消えてしまえばよかったのに…