1秒一円だとしたら

作者くろあ

寿命が決められた世界


どこか冷めてる私は

全て受け入れていた


目の前に現れた青年は

いきなり私に言い出した


「一秒一円だとしたら君は時間を売る?」


多大なる時間を持つ彼は

足りない時間を買っては人に売る


そんな不思議な商売をしていた