君と僕の後悔は消えない

作者桜姫



私が最後に君の声を聞いて、もうすぐ1年が経とうとしている。

丁度1年前の今日、私はクラスの皆の前で別れの挨拶をしていた。

君は隣のクラスで、私の事をどう思っているのか、引っ越す事、知ってるのか、私の事気にしてるのかなんてわかんない。


だから、最後の英語の授業が終わって、廊下に君が居たから、わざと大きい声で、

「引っ越すのホントだよ?」

って言っちゃた。

そしたら、君が私の方を見てた。

凄く、驚いてた。


大きい声で言った理由、わかる?

その気持ちは、今でも変わらない。


こんな気持ち、知らなかったでしょ。