ナミダと音

作者穂野実

あの日、私は世界で一番大事な物を亡くした。


そして、



世界で一番


『大切な人』を


見つけた。






右手を亡くした


舞歌――――――



心を亡くした


要多―――――――



二人は出会う運命だった―――