左の ヤサシサ、右のイジワル。

作者Rin’

またそんな顔して。


いつでも話聞くって言ったろ?ほら、言ってみ?



優しい左の彼。





おめー、バカじゃね?そんなんなる前に俺に言えっつってんだろ!ぶす!


イジワルな左の彼。




そんな二人に挟まれる私。



これでも私たち、幼馴染みなんです。






私たちは永遠に狂わない歯車を動かしていると思ってた。




左の彼はこう言った。

あの時の約束覚えてる?


右の彼はこう言った。

おめー、あの時の言葉忘れてねぇだろうな?