春。
桜の花弁が舞う。
ひらり、ひらり、と。
この乱世で生存していくには、情など在ってはならない。その先にあるのは自らの身の破滅だけ。
そんな世で生きる天賦の才能を持つ最狂剣士
“黒核棺(クロザネヒツギ)”は黒核を統べる武将。
性格が少し狂ってるので、部下に敬遠されがち。
そんな黒核が桜の花弁が舞う夜に出逢った異形のモノとは―――?