--あるファンタジーのお話--

作者acidboy

読んでくれる人がいる限り、更新をする物語。とりあえず冒頭だけでも、お気軽にどうぞ。

ボロボロの帽子を被った少年は無邪気な笑顔でこう言った。

「ねぇねぇ、昨日言ってた。戦争のお話を聞かせてよ!約束したでしょ?」

少年に服をつかまれ、話をせがまれる中年の女性は小さなタメ息をつくと、ゆっくりとそして丁寧に話始めた。