秋恋‐AKIRA‐

作者さぁや



ねえアキラ、

貴方の貪る様なキスが

大好きだった。





わたしたちの過ごした日々は

とても永くて、

それでいてとても温かくて、

凍えるように寒かったね。


そして、とてつもなく

短い時間だったよ。


わたしたちに秋はいつも

廻ってはこなかったんだ…



でもわたしは、

秋になるとどうしようもなく

君を思い出すよ…




ねえ、


わたしはそろそろ、

前へ進みたいんだ。