「お目覚めですか?椿様。」
低く優しい声は、私の心を落ち着かせる。
「温かいお飲み物お持ちいたしますね。」
ゆっくりうなずく私。
綺麗な天井。
綺麗なシーツ。
柔らかい枕と布団。
「ここは・・・ぁ、そーか。私ケンカしてボロボロだったんだ。」
身体中が痛い。
私は、幸せになれるのだろうか。。
子供のころに読んだ、『シンデレラ』
ガラスの靴。。。
私はいつ履くことができる??