―― 眠れぬ魂はどこへいのだろう?
カキツバタの咲く池、深い森
美しい風景の中に、一点の滲みが浮かび上がる。
触れてはならぬものほど美しく
そして、心惹かれる。
この想いが白く犯されて逝くのなら
いっそ、この手で握りつぶしてしまえばいい。