ピンクの王子様

作者鈴木せあ

ずっと一緒に入れるって思ってた。


笑いあえるって思ってた。




まだ告白もしていないのに消えてしまったあなた。



残されたのはこのピンクのクマと、君との

思いでだけなんだ_。


あの時の言葉が悲しく光る。



「そのピンクのクマ、俺の思いが入ってるから。いつか…お前がそれ大事にしてたら分かるよ」


約束を守ること。


私にはそれぐらいしかできない。