悲しい人生に嫌気がさし自殺した亮介。死んだはずの彼はチョウジュという国に来ていた。そこは日本とは違う政治社会だった。彼は、自由の無いチョウジュに反抗していく…

不細工と呼ばれ、いじめられた如月亮介は自殺した。


──気付いたら彼は見知らぬ場所にきていた。


そこで友達になった和哉と共に絆を深め、恋した女性と一緒に幸せに暮らしていく。



「いったい、この生活はいつまで続いていくんだ?」


科学の国、農業の国、政治の国、芸術の国、快楽の国、教育の国、……


しかし、沢山の国に別れているチョウジュの国には自由がない。



そんなチョウジュを、亮介は次第に嫌いになっていく。……