-あらすじ-
彼女はつまらない小説を探していた。
けれど見つけたのは、見覚えのある名前の書かれた、一冊。
──白紙の手紙。
その本に出会ったことで、彼女の運命は変化する。
次第に彼女は、本の中で描かれる恋愛模様に呑み込まれていくが、それにはある一つの大きな理由があった。
気付けば、小説の恋愛はやがて、彼女の現実の恋へと繋がりはじめていた──。
一冊の本からはじまる、忘れかけていた恋が今、物語と現実を、ひとつにする。
■白紙の手紙■