この作品は ヤクザの娘で 龍桜十二代目総長 でもある 少女桜井 椿 の一世一代の愛のお話しです。

昔から喧嘩は強かった。

あの頃の私は

仲間が何より大切だった…



あの事件が起こるまでは…





銀星


龍桜十二代目総長


本名

桜井 椿(15才)



それが私の名前…


こんな名前大嫌い……



椿


椿の花は枯れる時ハナビラが落ちるのではなく…

花そのものが


ポトン――… と


悲しい音をたてて萎びていく…


そのせいでキモチ悪がられる…椿の花





私もきっとこの花のように…死んでゆくのだろう…



誰も愛してはくれない…

誰も愛せない…



人を信じられない。




桜井 椿 ――…15才の秋