狂った歯車を壊す者 作:ゆうみ

作者喃々亭

昔 俺は良いとこのお坊ちゃんだった。


王家の血縁の家系に生まれ、父は王の近衛兵としてその信頼を得ていた。

俺はこの家が、父が、誇りだった。

我が祖国、アルフェニア王国を愛していた。


しかし今はただの過去。


当時持っていた俺の価値観は、完璧に覆されてしまった・・・。