古来インドでは、全ての生物は生と死を繰り返す「輪廻」が信じられてきた。
それは、霊魂が他の生を受け、さ迷い、世界を巡ること。
前世でどのような行いをしたのか、その者の人生は決まる。
強い欲望を持ち、他者への妬みや恨みが強い者が送られる世界。それが「餓鬼」。
多くの善行を積んだ者だけが送られる世界。それは「天」。
もしそんな世界が本当にあるとしたら、私はどこへ行くのだろうか・・・。
『輪廻転生』―・・・この世に再び転生すること。
私は前世で何をしたというのか。私の魂はさ迷い続け、救われることは許されないのか・・・。
誰か・・・私を・・・