dear

作者ai

否定されるのが怖くて隠していた想いがあった。そんな自分にケジメを付けないといけない日がきたました。後悔しないために、わたしは書こうと思いました。






覚えていますか?


最後に交わした約束を



桜が散って雨が降った


あの夜に交わした


たった一つの、約束を



静かに流れた一筋の涙と


儚く光る指先


そして力弱く笑ったあなた




今ではすっかり


思い出せないことばかりで


だけど


わたし達は確かに


あの場所で、生きていた




ねえ、覚えていますか?


わたし達を繋いだ



精一杯の約束を


覚えて、いますか?