1920年代、大衆文化が東京の町を彩っていた。混血の少女・万里と、彼女を取り巻く人々が織りなす、大正浪漫物語。(BOOK変更したので登録し直しました)

『待てど暮らせど来ぬ人を


宵待草のやるせなさ


今宵は月も 出ぬそうな』


ラジオから流れる哀愁のメロディー。

私は、窓辺に置いた待宵草の一輪挿しを見た。


待てど暮らせど、来ぬ人を

待ち続けた、あの日の思い出が蘇る―




11/01 100P追加

♪カッシー様、レビューありがとうございます!

11/05 101~102P追加

11/07 103P追加

11/08 104~105P追加。(106P未完)


※25日の大学受験が終わりましたらまた書き始めます。