一億の流れ

作者礼女




ふと見上げた空には一億の流れ星



  同時に頬に流れる一筋の涙





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「俺から逃げられるとでも思った?」


   ーー絶対に逃げられない



   「ほらもっと感じろよ」


   ーーただの性欲の塊






   ーー   …助けてよぉ。


    『全て俺に任せろ』



   彼は暴走族の総長だった






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