アナザーワールド

作者SPADE

※秋色SKY109の番外編

秋の色をした世界。

此処に四季はなく一季である。

天気もなく、空はただただ…秋色だった。

それが当たり前でありいつのまにか必然になっていた。



とある日、空を見上げて人々は叫んだ。



世界の終わりを。



茜色の空には無数の水色の斑点が。



こんな不気味な空を人々は見たことがなかった。



今考えれば



それが幸福の種だったんだ。