シンデレラ

作者ゆか

昔むかし、あるところにシンデレラという女の子がいました。


ママハハや姉たちにいじめられ、毎日辛い思いをしていたシンデレラ。


楽しみにしていた舞踏会にも連れて行ってもらえず、泣きながら留守番をしていた時です。


彼女の前に突然魔法使いが現れ、舞踏会に行けるようにしてくれました。


ただし、魔法使いとの約束で、夜中の12時には、ドレスもガラスの靴も消えてしまいます。


必ず時間までに帰ってくる約束をして、シンデレラは舞踏会に出かけてゆきました。





王子様と素敵な時間をすごし、彼女はとても幸せでした。


けれど、楽しい時間はとても短く、あっという間に約束の時間になってしまいました。


彼女は、王子が止めるのも聞かず、慌ててお城を去りました。



ガラスの靴だけを残して…