作品コメント

全く異質の携帯小説
ストーリーに関してのレビューについては他で言われているものをご参考にして下さい。
概ね同意見でした。

ここで取り上げたいのはそのページ構成。

本人は『ページ数を稼ぐのに…』とおっしゃってましたが、偶然の産物とは恐ろしい。

地の文が続く話は、変化が見られないため、とかく退屈になりがちなんですが、この段落をページ切り替えにすることによって面白い変化と絶妙なテンポを生み出しています。

ついで、先を読みにくくする効果もあり、読者に不安感と期待感を与える…

宇宙先生、これが計算だったら天才ですよ(´▽｀)♪

ＮＡＴＳＵ

2006年9月11日

映画で見てみたい！

ｹｲﾀｲ小説というか
一冊の本といった感じです。

でも、思ってたより
読みやすくて

ｽﾗｽﾗ読めました！


結末も意外な
終わり方で

私的には
綺麗に終わってて

凄く好きでした。


退屈な日常を
送ってる方は

是非、刺激試しに
読んでみると

いいと思いまーす♪

怖いだけじゃない
　整った文章で歪んだ世界がよく描かれていると思いました。普通だったら有り得ない世界、けれど現代社会のあり方についても色々と考えさせられました。果たして死刑は必要なのか？　この作品で描かれていた死刑執行人に選ばれた主人公のとった行動は、分かるような気がしました。
　残念だったのは死刑執行日までの主人公の心情が少し薄かったところです。しかしラストにはただただ驚かされ、とても楽しめました。異色のホラー作品、私のお勧めです。

もったいない
法律によってのみそして法律からのみ守られ、正当化される殺人、死刑。日本では思ったより頻繁に行われているけど表に出ることはあまりない。それが表社会に出た時、自分の手で執行することを強制される一般人。
すごくいいテーマだと思い、最後まで読ませていただきました。
でも残念なことに、物語にとどまる内容だったと思います。執行人に選ばれてから執行当日までが特に坦々とし過ぎて主人公が受けた精神的衝撃、恐怖などが伝わらない、作者さんの書きたい狂気の世界の雰囲気に入り込めなかった。残念です。作者さんのイメージがもっと作者さんの中で確立すればと思います。そして現実に引っ張りだす気持ちで書いて下さい。とてもいいものになり得る作品だと思います。
偉そうな言い方ですいません。