あまのiん

青い鳥って側にいたっけ?いたじゃん。
誰もが一度は思ったことがあるんじゃぁないのかな?
私は”こんなはずじゃない””やり直したい”何もかも捨てて、違う自分になりたい。

それを、死神の弟子の力を借りて、主人公の栞はやってしまう。

現状に不満を持っているにもかかわらず、それをすべて他人のせいにして、打破する己の力のなさを反省しない。

本当に甘ったれで、どうしようもない栞は、少なからず、私たちの中にいるんじゃないかな?

幸せの青い鳥が、本当は身近にあるというお話がありますが、どんな、幸福も自分が気づかなければ、なかったも同然ということを、考えさせられる作品。

栞が別の人生を歩むすぐ側で、捨てたはずの昔のワタシが同級生として生活し、どんどん輝いていくのも、滑稽でよいです。皮肉ですね。

栞がどう成長するかが楽しみです。

iらんどでは珍しく、男女の恋愛の絡まないお話。こんなの待ってました。

名作発見です。