――ある満月の夜に 黒狼殺しを企む敵の陣 仲間を失った鬼白狼王は 狂ったように敵を噛み殺す 地面に転がる死骸を見つめ ただ、遠吠えを繰り返した。

 




このお話は


とある絵本の物語―――。




東の騎士


西の王子

南の王子

北の王子





の姫、


「もうあんたに逢いたくない…!」





彼女は彼を拒絶した






逃げて下さい