女の子なら
だれだって恋をする
お洒落をして
心のどこかで
運命の王子様を
待っているのさ。
きみたちには
記憶がないかい?
小さい頃
女の子なら誰だって
人形で遊んだことが
あったはずだ
その人形たちは
きみたちのように
お洒落をして
心のどこかで待っているのさ。
―「きみ」のことをね
さぁ、
準備はいいかい?
もう後には戻れないよ
ここまで読んでくれたきみを
現実社会から
つれこんであげる
きみは、運命を変えてみたいと思わないか?
僕は思うよ
もうこんな腐敗した世の中を
見ていたくはないんだ
ここの空気は
ひとの悪意でくすんでいるね…
よくない、よくないよ。
息が詰まってしまいそうだ
早くここから
抜けだそう!!
僕はここの空気が大嫌いなんだ
きみだって
本当はそう思ってるんだろう?
招待するよ
―人形たちの祭典へ