お茶とサイダー

作者まほろば

主人公は、可もなく不可もなく、騒がしいとも大人しいとも言えないちゃらんぽらんでどうしようもない中学生、『糸瀬茶留男』である。

彼は特別頭が良いわけでもなく、飛び抜けてスポーツが出来るわけでもなく、クラスメイトからは名前のせいかサルと呼ばれる程の何でもない野郎だ。

だがしかし、何故か彼の周りには人が集まってきて、毎日エキサイティングな生活を送っていたりする。

彼には潜在的に人を回りに呼び寄せるチカラが備わっているのだろうか。

少しそんな彼の楽しい生活を覗いてみるとしよう。