眼帯少年の鎮魂歌

作者羽鳥千秋




「素敵なウ゛ァイオリン…ねえ、聴いてもいい?」


孤独な少年が出会ったのは一人の少女。


少女は少年に述べる、音楽という彼の存在を。


少年はこのまま壊れていくのを恐れた。


「ねえ、どうしたら僕はキミを愛せるの?」


少年は少女に問う。帰ってこない言葉を待ち続けて―