シンデレラタイムは、おしまい。

作者大山 夏輝

人は一生のうちに、

何度恋をするのだろう。




最愛の夫が不慮の事故で、

この世を去ったとき、

もう人を好きになることなんて、

二度とないと思っていたのに。



夫と行った想い出のバー。

夫と付き合った記念日に、

ふいに訪れた、出逢い。



天邪鬼なイケメン年下バーテンダーと、

未亡人、三十路女、

波子の恋は、

問題がいっぱい。



「まだ、帰らないで。波子。」