完璧男子の恋

作者藍羅






「好きなんだ。」




「ごめん…。なんか、完璧すぎて…あたしなんか釣り合わないし……ごめんね」





そう言い残し、去って行く初恋の彼女。



見事に失恋、中2の冬だった。






別に、人より優れているとは思わない。


劣っているとも思わない。



並より少し、勉強が出来て、運動が出来て、顔が良くて、スタイルが良いだけ。




…え?

それが優れているって事なのか?



…優れているせいで失恋するなら、俺はそんな特別なもんいらねぇ……。




変わってやる!