ハッピーエンドで終わらない

作者カイル

大学を中退し、がむしゃらに働き続けて六年、英司は会社でも重要なポストにつくことができた。しかし、六年の月日の間、他人の悲しみを理解することを忘れ、権力と金にのみ執着する英司は自分でも気付かないうちに、完全に組織の歯車になっていた。しかし、友人の死をきっかけに英司は自分の過去を振り返ることになる。そこには、別れた恋人、愛里に対する謝罪と断ち切れない思いが、、、 英司は自らの過去をどのように取り戻すか考え、そして、、、