星崎すず

絶望を希望へと
生命が彗星のように宇宙を駆け巡り、いつしか帰るべき場所に静かに帰還する…
そんなイメージを抱きました。

死を詩に変えて愛する彼女を成長させ、笑顔を残して死んで行った少年。
太陽の母の「最初のお化粧が死に化粧」という台詞には泣きそうになりました。

しかし、息が絶えても力強い生命力を人に残す物語には救いがあります。
切なさはあるけれど、希望へと繋がる素敵なお話です。

志乃香の詩に、少しずつ変化が見られるのも注目です。