時は戦国。
戦乱の世。
至る所で争いが起こり戦争が何度も繰り返されていた。
そんな世にかつては主従、戦友だった武士と忍びも別れ争うようになってしまう。
世も末。
村人は巻き込まれる事を悲しんだ。
武士と忍びの双方に別れ大きな戦いの始まりとなる。
「さようなら」
「ええ、さようなら」
他愛もなく声を返して私は振り返らずに歩き出した。
きっと今生の別れだとしても私達は振り返っては、立ち止まってはいけないから。