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切ないけど、それでも笑顔で読み終える。死んだ芽衣に恋した瑞樹。芽衣が死んでから恋するというストーリーは初めから切なさに溢れていました。それでも切ないばかりでなく潔さも笑いもあり、読みやすい一作です。ただ、もう少し理論や説明が欲しかったなと思いました。幽霊である芽衣は全ての物に触れられるのかとか、そういう事を。それを補えば、更に良い作品になると思います。ラストは割りとあっさりしていたような気がしますが、後味は全然悪くなく、あっさりラストを迎えた方がこの作品らしいと後から思いました。一つの出逢い、そして一つの恋をした瑞樹のこれからの人生を応援したくなりました。たくさんの幸せが訪れますように。