眠るあなたは恋人

作者怜香


「お前は、生きろ。」



最後に…あなたが言った言葉でした。



忘れもしないあの日の出来事。


私には、あまりに衝撃的で辛く苦しく。

加害者にたいしての怒りでいっぱいだった。



あの頃私は、まだ幼い子供だったけど、本当の愛ってものを、知っていた。


だって私達は、愛し合っていたから。