忘れもの

作者

俺はきっと、あのときに、たくさんの忘れものをしたんだね。




きみは、いつもなにかを忘れているね。



そして、きみはいつも次の日に、気が付いて、とりにくるんだ。




でも、もう、コレはとりにこないんだね。



きみは、忘れものに、気付いているのかな。



それとも、忘れているのかな。




でも、きっと、本当に忘れものをしたのは、俺の方だよね。



もう、2度ととりに帰ることは、できない忘れもの。


俺はきっと、あのときに、たくさんの忘れものをしたんだね。